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映画「ローグ」あらすじ・感想│この三つ巴がすごい!この展開でもしっかりまとまっていた

ローグ_感想タイトル アクション

(字幕版)ローグ

「ローグ」の感想です。

映画「トランスフォーマー」(2007)や「ティル・デス」(2021)などで知られるミーガン・フォックス主演のアクションスリラー映画。

いろいろ取っ散らかりそうな設定なのに、意外とうまくまとまっていたなという印象でした。

※本記事には、ラストを除くネタバレが一部含まれます。ご注意ください。

本記事は2025年09月27日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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ワンフレーズ紹介

絶体絶命――からの、戦え!

作品情報

タイトルローグ
原題Rogue
ジャンルアクションスリラー
監督M・J・バセット
上映時間106分
製作国イギリス南アフリカ
製作年2020年
公開年(英)2020年
レイティングPG12
個人的評価★★★★☆

あらすじ

サム率いる傭兵部隊は、誘拐された政治家の娘を救出するためアフリカに派遣される。激しい戦闘を繰り広げながらも、娘とその知人を助け出したサムたちだったが、テロリストたちの激しい攻撃に逃げ場を失ってしまう。命からがら、なんとか人気(ひとけ)のない建物に逃げ込むものの、そこには獰猛なライオンが待ち受けていたのだった――。

主な登場人物

(敬称略)

サマンサ・オハラ

(演:ミーガン・フォックス)

通称「サム」。傭兵部隊のリーダーだが、女性ということもあり、一部の傭兵からは信用を得られていない。

イライジャ・デッカー

(演:ブランドン・オーレ)

傭兵部隊の一員。サムには好意的で、何かとサポートする。

ジョーイ・カシンスキー

(演:フィリップ・ウィンチェスター)

傭兵部隊の一員で、元海兵隊。一流のスナイパー。

マイク・バサラ

(演:グレッグ・クリーク)

傭兵部隊の一員。

ボー・イン

(演:ケネス・フォク)

傭兵部隊の一員。アジア系。サムのことを信用しきれていない。

パタ

(演:シサンダ・ヘナ)

傭兵部隊の一員で、マサイ出身。テロリスト側に属していた過去を持つ。

アシラ・ウィルソン

(演:ジェシカ・サットン)

誘拐された政治家の娘。サムたちが救出にきた少女。

テッサ

(演:イザベル・バセット)

アシラと共に誘拐されていた少女。アシラの同級生。

ザラム

(演:アダム・ディーコン)

テロリスト集団のリーダー。アシラを逃がさないよう、サムたちを執拗に追いかける。

マサク

(演:タメル・ブルジャック)

テロリスト集団の一員。パタの因縁の相手。

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映画「ローグ」の感想

映画「ローグ」の感想です。銃をぶっ放す傭兵ミーガン・フォックスがあまりに美しすぎる作品でした。

主演ミーガン・フォックス

本作で主演を務めるのはミーガン・フォックス

まあ、美しいですよね。当然。

映画「ティル・デス」(2021)に出ていた時も思ったけど。あの美人さんが銃をシャキッと構え、躊躇いなくぶっ放すという。非常に様になっておりました。

バセット親子

ちなみにこの作品、バセット親子が共同で作っているらしい

M・J・バセット監督と、その娘のイザベル・バセットによる共同脚本だとか。イザベル・バセットはテッサ役でも登場していましたね。政治家(知事)の娘アシラと共に誘拐された子として。

この親子について、正直あまりよく知らなかったんですけれども、調べてみたら「クルーガー 絶滅危惧種」(2021)という作品の脚本も共同で執筆しているみたいですね。監督もM・J・バセット。これもまた「アフリカの密猟者が」云々というお話のようでした。

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この三つ巴!

で、本作はまさかの三つ巴。

傭兵部隊VSテロリストVSライオンでした。

もうね、この三つ巴を察した瞬間「ああ、これは取っ散らかるヤツだ……」と思って。ちょっとB級的な雰囲気もあったので、三つ巴はさすがに欲張りすぎだったんじゃない? 大丈夫?(心配)って。「コカイン・ベア」(2022)とか「キラー・ナマケモノ」(2023)とかもそうだけど、アニマルパニックものってそれを描くだけで割と十分なボリュームがあるというか。欲張りすぎて良いことなんてないような気がするけども。

と、そう思っていたんですが。

これが意外とまとまっていて、びっくりした。

期待値が低かったからかな。このあたりの感想は人によるところが大きいと思うけど、でも、個人的には退屈せずに最後まで観られたかなという感じでした。

三つ巴と言いつつ、この三者が同時にそろうのって最後のほうだけだったし。かと言って、出番がない時にもその存在をうっすらにおわせてくる絶妙な演出。そのおかげで、傭兵部隊VSライオンの時には頭にテロリストたちの存在が、VSテロリストの時には頭にライオンの存在が常にあって、それがまた緊張感を生んでいましたね。

途中までにぎやかな女の子たち

唯一「なんだこりゃ」と思ったのは、アシラ含む女の子たちの反応。これについては「終盤まで耐えろ!」な感じでした。気持ちはわからなくもないけど、あまりにひどくて。

いや、なんていうか。自分がこの子たちだったらというのを想像してしまったというか。

サムたち傭兵部隊が助けにきたのはアシラだけ。その他はついで。ついでというか、サムは最初「アシラだけを連れて逃げる」と明言しているし。仲間に説得されて、他の子たちも連れて行くことになったわけだけど。そんなやり取りを目の前で見せられているわけだから、当然本人たちだって理解はしているはずですよね。

なのに、とにかくサムに反抗的で、文句を言いまくる

パニックになっているのはわかる。怖いのもわかる。わかるんだけど、自分がこの「ついで」の子たちだったら、「お荷物だと、面倒くさいと思われたら置いて行かれるかも?」って思ってしまうなと。

とはいえ、終盤で女の子たちが見せる成長もまた見どころのひとつだとは思います。あの瞬間「耐えて良かったー!」ってなる。

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パタとライオン

個人的に、一番注目したのはマサイ出身のパタ

パタは、自身がテロリストの仲間だったという過去を持ちます。まあ、その辺の事情は劇中で明らかになるわけですが。

パタ曰く、マサイ族の男が「男」と認められるためには、ライオンを狩らなければならないと。通過儀礼みたいなことかな。でも、パタにはそれができなかった。「『男』になるために命を奪うことはできなかった」と。優しい男、パタ。

そんなパタの因縁の相手はマサク。

マサクと戦う時、互いに銃を下ろしてナイフを構えるんですが、これはライオンと対峙するときのことを暗示しているのだろうなと感じました。ライオンと戦って男を証明するのに銃は使わないだろうから。

戦闘後、パタが「I am a man.(俺は男だ)」と呟いたのが印象的でした。ここでちょっと泣きそうになった。ああ、そうか。パタにとってはマサクがライオン(捕食者)そのものだったんだって。ライオンなんかよりずっと怖いよねって。

現に、ライオンのことはそこまで怖がっている様子はありませんでしたしね。通過儀礼でも、怖くて狩れなかったんじゃない。自分たちの都合で、そこで懸命に生きているだけの命を好きにするという考えに納得できなかっただけでしょう。

本作で一番好きなキャラでした。

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映画「ローグ」が好きな人におすすめの作品

映画「ローグ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

映画「ローグ」の配信サイト(サブスク)

※記事執筆時点での情報です(2025年09月27日)。レンタル作品等も含まれます。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD
×××
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まとめ:イライジャは良い人◎

個人的推しはパタだったんですが、それとは別にイライジャがめちゃくちゃ好きでした。(おそらく)寄せ集めの傭兵部隊の中で、唯一の良心という感じで。

殺伐とした空気の中の癒やしでしたね。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 62% Popcornmeter 38%
IMDb
4.2/10

Filmarks
3.0/5.0

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