
グレイテスト・ショーマン (字幕版)
最近のミュージカル映画といえば本作か「ラ・ラ・ランド」(2016)かというぐらい、大人気の作品ですね。
ヒュー・ジャックマンの存在感たるや。まあ、ストーリーは正直微妙だなと思っているんですが、なんといっても楽曲が素晴らしい! サウンドトラック欲しいなあ。
本記事は2025年05月02日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
ありのままの自分が素敵だって。
作品情報
タイトル | グレイテスト・ショーマン |
原題 | The Greatest Showman |
ジャンル | ミュージカル、ヒューマン |
監督 | マイケル・グレイシー |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2017年 |
公開年(米) | 2017年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
不遇な環境から努力を重ね、幼い頃に出会った良家の娘チャリティと結婚できたバーナム。2人の娘に恵まれ、貿易会社にも就職したが、会社の貿易船が沈没したことをきっかけに多数の従業員が解雇されることに。その中にはもちろん、バーナムも含まれていた。しかし、バーナムは沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から資金を借りることに成功。その資金で「バーナム博物館」を開館させるが――。
主な登場人物
(敬称略)
P・T・バーナム – P. T. Barnum(演:ヒュー・ジャックマン)
貧乏な幼少期から努力し、良家の令嬢だったチャリティを娶ることに成功。家族を心から愛しているが、野心家な一面も。
チャリティ・バーナム – Charity Barnum(演:ミシェル・ウィリアムズ)
良家の令嬢だったが、バーナムと結婚後はやや貧しい生活に。しかし、2人の娘に恵まれ、幸せに暮らしている。
フィリップ・カーライル – Phillip Carlyle(演:ザック・エフロン)
バーナムのビジネスパートナー。
映画「グレイテスト・ショーマン」の感想
映画「グレイテスト・ショーマン」の感想です。この作品に関しては、楽曲が良い! ということがほとんどだなと感じています。
最高の楽曲&演出
まず、本作最大の魅力といえば、素晴らしい楽曲の数々が登場することですよね。「グレイテスト・ショーマン」と言えばまず思い浮かぶのが「This Is Me」ですが、個人的には「Come Alive」と「The Other Side」、「From Now On」なんかも良かったなあと。
歌詞もメロディーも最高。
それだけならば、サウンドトラックを買ってはいおしまいなんですが、劇中の演出も本当に良い。特にバーナムとフィリップのバーでの歌唱シーンが素晴らしかったです。
王道ストーリー
先述したように、歌唱シーンは良かった。
「は」というのは、ストーリーが特別に悪かったというわけじゃなく、割と王道寄りな物語だなと感じたからです。嫌いなわけではないんですが、真新しいものがなかったというか。
ただ、奇抜な物語に邪魔されず楽曲に集中できるという意味では、それも良かったのかもしれませんけれど。
ザック・エフロン=推しすぎる
ちなみに、私は「ハイスクール・ミュージカル」(2006)の時代から、ザック・エフロンのファンです。
本作でのザックも、例に漏れず(?)尊すぎました。格好良すぎて鼻血が出るかと思った。「ハイスクール・ミュージカル」の時も素敵バスケットボール少年でしたが、今は当時より体もがっちりしていますし、なにより大人の男性という雰囲気もあって、「はー、好き!!!」ってなります。完全に個人的な好みですが。
フィリップ・カーライルが普通に良い人
そのザック・エフロンが演じたフィリップ・カーライルという人物。
彼は、バーナムのビジネスパートナーになるべく登場する人間ですが、完全に悪役ポジションっぽい雰囲気で出てきた割に、普通に良い人で笑ってしまう。「めっちゃ良い人やんけ!」って。
親との関係を悩んでいるのにもかかわらず、仲間のためにと親との関係でできたであろうコネを使ってくれるし。一途だし。社会のつまはじき者になっていたサーカスの面々を見下したりもしないし。一途だし。サーカスを守ろうと頑張ってくれるし。一途だし。
大将、あんたがヒーローだ! ……って、観るたびに思いますね。
バーナムとチャリティに共感できず
王道展開、そして素晴らしい楽曲&演出。
ここまではいいのですが、正直、バーナムとその妻であるチャリティにはあまり共感できる部分がありませんでした。
まず、バーナム。
なんだお前は。
人間、必死になっていると、大切なものを見失ってしまうことって稀にあると思うんですよ。目的と手段がごっちゃになってしまう場合もあるかもしれない。でも、でもさあ。それだけは駄目だろうみたいなこともやっぱりあると思う。
個人的には、バーナムがやったことがまさにそれだったなという感想。人によってはたいしたことじゃないと思うのかもしれないし、チャリティももしかしたら、私ほど「なんだお前は」ってなっていないのかもしれないけれど。
だからこの点でも、チャリティが寛容すぎて「もっと怒っていいのでは……?」と。自分はまだしも、娘の目にだって不誠実な男(父親)として映っていたよ、あれは。というか、チャリティ視点からすると「なんにも信用できねえ!」ってならないのかしらと。
自分の一番大切にしたいもの
とはいえ、自分が一番大切にしたかったものを再確認したバーナム。
だって、バーナムが今の地位にいるのは、間違いなく幼い頃にチャリティに出会って、チャリティと結婚するために死に物狂いで努力したからですものね。
先ほど書いたように、目的と手段を見間違うなということでしょうかね。自分が今、大切にしたいものは何? を改めて考えさせてくれる作品でもありました。
映画「グレイテスト・ショーマン」が好きな人におすすめの作品
映画「グレイテスト・ショーマン」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 天使にラブ・ソングを…(1992)
- 天使にラブ・ソングを2(1993)
- シング・フォー・ミー、ライル(2022)
まとめ:素晴らしい楽曲の数々!
個人的に、ストーリーはあまり刺さらなかったんですが、なんといっても楽曲が素晴らしく、それだけで一見の価値ありと思います。
あとは、声を大にして言いたい。
ザック・エフロンはやっぱり最高に格好良い。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 56% Popcornmeter 86%
IMDb
7.5/10
Filmarks
4.1/5.0