チアーズ!(字幕・吹替)
映画「スパイダーマン」(2002)や「ウィンブルドン」(2004)で知られるキルスティン・ダンスト主演の作品です。
アメリカの女子高生×チアリーディング。
つまり、キラキラしないわけがないということ! そのうえ、私の大好きなキルスティン・ダンストが出ているので、面白くならないわけがないんですね(?)。
本記事は2024年08月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
チアリーディングで目指せNo.1!
作品情報
タイトル | チアーズ! |
原題 | Bring It On |
ジャンル | ヒューマン、ロマンス |
監督 | ペイトン・リード |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2000年 |
レイティング | PG-12 |
個人的評価 | ★★★★☆ |
あらすじ
サンディエゴのランチョ・カルネ高校に通っているトーランスは、努力の甲斐あって、チアリーディングの強豪チーム「トロス」の新キャプテンに選ばれた。しかし、そんな矢先、チームメイトのひとりが練習中の怪我が原因で、新しいメンバーを迎えることに。オーディションに現れたのは、ロサンゼルスから転校してきたばかりのミッシーだった。ミッシーは、トーランスの友人となったクリフの双子の姉で――。
登場人物
(敬称略)
トーランス・シップマン(演:キルスティン・ダンスト)
サンディエゴのランチョ・カルネ高校に通うチアリーダー。チアリーディングの強豪チーム「トロス」に所属しており、新キャプテンに選ばれた。大学生の恋人がいる。
ミッシー・パントーン(演:エリザ・ドゥシュク)
ロサンゼルスからの転校生。「トロス」のパフォーマンスを見学した際、一目で盗作だと見抜いた。
クリフ・パントーン(演:ジェシー・ブラッドフォード)
ロサンゼルスからの転校生で、ミッシーの双子の弟。転校初日、トーランスと言葉を交わしたことから距離を縮めていく。
映画「チアーズ!」の感想
映画「チアーズ!」の感想です。本作を観た当時、私は海外にいたんですけれども、このようなキラキラしい生活に憧れたものです(無理だった)。
王道ストーリー
本作「チアーズ!」。
基本的には、何が起こるか想像できる王道ストーリーです。
でも、そこがいい。
真新しさは特にないんですけれども、だからこそ安心して観られるというか。起承転結はしっかりありつつも、予想外の出来事はほとんどないので、余計なことに意識を持っていかれずに済むのが◎!
キュートなキルスティン・ダンスト
あとはですね、主人公のトーランスを演じているキルスティン・ダンストがとってもキュート。
本作は2000年製作の作品ですから、2024年の現在から考えると20年以上も前。
このキルスティン・ダンスト、映画「ジュマンジ」(1995)や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)の時と比べたら、まあ大人っぽくはありますが、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(2021)や「マリー・アントワネット」(2006)の時よりは幾分か幼く見えますね。
というか、え、「ジュマンジ」から本作まで5年しか経っていないの? って感じですが……。
子どもの成長って早いですねえ(しみじみ)。
高校生らしいライトな恋愛
本作のメインは当然チアリーディング(及びそのパフォーマンス)にありますが、転校生クリフ役のジェシー・ブラッドフォードとの恋愛模様も忘れてはいけません。
ジェシー・ブラッドフォードが相変わらず格好良い。ちょい役でしたが、映画「ロミオ&ジュリエット」に出ていた時も「ジェシー・ブラッドフォードやん!!!(大興奮)」と思ったものです。そのくらい好きなので。
トーランスとクリフ、この2人の恋愛模様は、実に高校生らしくライトな感じでとても見やすかったですね。なんていうか、軽薄とかそういうことではなく、恋愛そのものを気軽に楽しんでいる感じ。
チアリーディング部の男子
ちなみに、女子の一軍にチアリーダー、男子の一軍にアメフト部と描かれるのは、アメリカ産学園青春映画のあるある過ぎるあるある。……風の噂によると、このあたりは実際にそうらしい(噂ですよ、噂)。
――では、チアリーディング部の男子は?
これ、実は個人的にずっと気になっていたことだったんですよね! チアリーダー(女子)は女子の、いわゆる「陽キャ」であり「選ばれし一部の女子」であり、つまり「一軍」というような描かれ方をするけれども、男子のほうはどうなんだろう? と。
本作では、明らかに揶揄するような口調で「セクシー」だと嗤われている描写があります。しかもアメフト部男子に。
そこから考察するに、彼らからすると、チアリーディング部男子というのは、女子たちと一緒にポンポンを振って(そんなこと言ってない)、ダンスを踊っているなよなよした男というイメージなんですかね。
確かに、私が海外の高校に通っていた時も、甘い香りの香水を付けたりだとか線が細かったりだとか、そういうことで日本人留学生男子を「ゲイ」だとからかう現地学生が多かったような気がします。彼らの中にも髪の毛が長い人はそこそこいるのに、不思議。しかも、めちゃくちゃ失礼(苦笑)。
今も昔も、自分とは違う(と感じる)一部の人のことを馬鹿にする勢っているんでしょうねえ。自分に害をもたらすわけでもない他人のことなんて、放っておけばいいのにね。
とはいえ、チアリーダー自体そもそも、アメリカの男子大学生が始めたものだったような……?(違っていたら申し訳ない)
親しみのあるポップな楽曲
んでもって、本作で特筆すべきは、使われている楽曲!
どれも素晴らしいんですが、日本人に馴染みがあるのは「ミッキー(Mickey)」でしょう。「ミッキー! ヘイ! ヘイ! ヘイ! ミッキー!」ってやつですね。
日本では、バラエティ番組「ワンナイR&R」(2000~2006)のキャラクターであるゴリエが踊ったことで一躍有名になったイメージ。
まあ、もともとチア曲としてよく使用される楽曲ではあったみたいですが。
とにかく、本作でもこの「ミッキー」が使用されているので、日本人でもノリノリになれちゃいます! ペコリー!
映画「チアーズ!」が好きな人におすすめの作品
映画「チアーズ!」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- シンデレラ・ストーリー(2004)
- アメリカン・ピーチパイ(2006)
- 俺たちチアリーダー!(2009)
- 恋のミニスカ ウエポン(2004)
まとめ:定期的に観たくなる面白さ
個人的には、一年に一度――つまり、定期的に観たくなる作品のひとつです。
安心感があるし、全体的にポップでキュート。
それに、なんといってもキルスティン・ダンスト×ジェシー・ブラッドフォードの組み合わせがたまらない! 何度観ても飽きません。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 65% AUDIENCE SCORE 66%
IMDb
6.1/10