カウントダウン(字幕版)
自分の余命がわかったらどうしますか?
思い切って、今までしてみたかったことをしてみる? 好きな人に告白する? ……と、まあ、したいことなんていくらでもあると思うんですけれども、もしそれが数時間後だったらどうするか。
怖いですよね。
数時間後ってことは、病気でもないし歳を取ってというわけでもない。それが単なる遊びであっても良い気分になることはないんだから、友達との悪ふざけで、そんなろくでもないアプリを取るべきではないですね。
本記事は2024年06月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
Jホラーと海外ホラーの融合スタイル。
作品情報
タイトル | カウントダウン |
原題 | Countdown |
ジャンル | ホラー、スリラー |
監督 | ジャスティン・デク |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
パーティーの最中、「カウントダウン」という寿命(余命)がわかるアプリを見つけた若者たち。ノリで「カウントダウン」をダウンロードした彼らのうちの一人、コートニーには「3時間」と表示された。その場では盛り上がった彼らだったが、なんと予告された時間、コートニーは本当に命を落としてしまったという。同時に、事故を起こして病院に入院していたコートニーの恋人エヴァン。エヴァンも同様に、予告された時間に命を落としてしまう。エヴァンが入院していた病院の看護師クインは、その死に疑問を抱き、エヴァンから聞いていた「カウントダウン」をダウンロードしてしまうのだった……。
登場人物
(敬称略)
クイン・ハリス(演:エリザベス・レイル)
作中一人目の犠牲者コートニーの恋人エヴァンが入院していた病院の看護師。エヴァンから「カウントダウン」の話を聞き、実際にその時間に命を落としたことを知っていたことから、彼の死に疑問を抱いて、自分でもアプリをダウンロードしてしまう。
コートニー(演:アン・ウィンターズ)
作中一人目の犠牲者。パーティーで友人たちと共に余命がわかるアプリをダウンロードして「3時間」と表示される。
エヴァン(演:ディロン・レイン)
コートニーの恋人。作中二人目の犠牲者。
ジョーダン・ハリス(演:タリタ・べイトマン)
クインの妹。親に内緒で部屋に恋人を連れ込んでクインに怒られたりなど、やや荒れている部分が目立つ。クインとは気まずい関係が続いている。
サリヴァン医師(演:ピーター・ファシネリ)
一見まともな人間に見えるが、な医師。
マット・モンロー(演:ジョーダン・キャロウェイ)
クインが携帯ショップにいたところで知り合う。クイン同様、アプリをインストールして余命を告知されている。
ジョン神父(演:P・J・バーン)
余命を告知された三人(クイン、マット、ジョーダン)を手助けしようとする神父。
映画「カウントダウン」の感想
映画「カウントダウン」の感想です。Jホラー的な要素が散りばめられていて、結構好きでした。日本人には馴染みのある理不尽さだったんじゃないかな。
美しいエリザベス・レイル
本作を観てまず思ったこと。
エリザベス・レイルが美しすぎる……!
お恥ずかしながら、私はこの作品で初めてエリザベス・レイルという女優さんを知ったんですけれども、他の作品も観てみたいなという気にさせられましたね。
Jホラーさながらの理不尽さ
電話がかかってきたら呪われるとか、家に入ったら呪われるとか、ビデオを観たら呪われるとか、Jホラーの魅力ってその理不尽さにあると思うんですが、その絶妙な理不尽さが本作にもあったのは驚きでした。
アプリで予知された余命がその通りになるという。
この若干のJホラー味が私は好きでした。馴染みがある感じ。
でも、まあ、先述した通り、余命がわかるアプリなんてやって良い気分になることはないんだから、やらないに越したことはないですね。ノリって怖い。
でも、ちゃんと海外ホラー
じゃあ、Jホラー味のある作品、以上! ということなのかといえば、そういうこともなく。
途中で悪魔的要素を入れてくるあたりで、やっぱり海外ホラーだ! となります。
描写とかもしっかり海外ホラー。
謎の展開(あるにはある)
「アプリをダウンロードしたら呪われる」って、ホラーとしてありそうで意外となかった設定だと思います。斬新で面白い。
ただ、謎の展開があるにはありました。
そもそも、アプリに予告された余命(時間)ぴったりにさようならっていうのが、本作の理不尽さ(持ち味)ですよね。
でも、ならなんで時間になる前もずっと驚かせてくるんですかねぇ! どうせ時間ぴったりにサクッとやるなら、その時までは放置してくれてもいいじゃん?
ただの意地悪? 命を奪うだけじゃ飽き足らず、精神的にも極限状態にしておかなきゃ駄目なのか?
というのもあるし、謎展開ではないけれども、Jホラーなら「アプリの制作者を調べて……」みたいな展開もありそうだなとは思います。
続編があってもいいような展開
意外と続編があっても面白いんじゃないかなと思えるラストでした。
「着信アリ」(2004)とか「呪怨」(2002)とかみたいに、シリーズ化できるタイプの内容かなって。設定を引き継いでさえいれば、主人公は誰でも結構イケそう。
作ったら作ったで「前作で終わらせておけば……」となる可能性もありますが、続編が出たらひとまず観ようとするとは思いますね!
映画「カウントダウン」が好きな人におすすめの作品
映画「カウントダウン」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ファイナル・デスティネーション(2000)
- トゥルース・オア・デア~殺人ゲーム~(2017)
- ポラロイド(2018)
- アンフレンデッド(2015)
まとめ:Jホラー好きも気に入るかも
Jホラーと海外ホラーでは雰囲気が異なることが多いので、「Jホラー一択!」という人も中にはいると思うんですが、そんなJホラー好きさんにも意外とウケるんじゃないかと思える内容でした。
ジャンプスケア要素もなかなかで、満足度が高かったです。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 26% AUDIENCE SCORE 72%
IMDb
5.4/10