ネイキッド・フィアー(字幕版)
口コミを見てみると、めちゃくちゃ酷評されてる作品。
そのうえで改めて鑑賞してみたら、一周回って好きだったかもしれない(笑)。
個人的には「どんな内容でも、ひとつでも好きなところが見つかれば勝ち!」のマインドで生きているので、“良いとこ探し”が好きな人にはおすすめです。
本記事は2024年05月に執筆されました(2024年11月更新)。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
気まずいシーンのオンパレード。
作品情報
タイトル | ネイキッド・フィアー |
原題 | Snowbound |
ジャンル | サスペンス、ミステリー |
監督 | オリア・オパリーナ |
上映時間 | 93分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2017年 |
レイティング | ― |
個人的評価 | ★☆☆☆☆ |
あらすじ
あるいかがわしいパーティーに参加していた5人の男女。ふと目覚めると、服を着ていない状態で雪山に放置されていた彼らは、訳がわからないながらも、とりあえず近くの山小屋に駆け込んだ。そこには、女性の死体と「殺人犯が5人の中にいる。その正体を暴き“罰”を与えないと、全員が死ぬ」という謎のメッセージがあり……。
▼DVD▼登場人物
(敬称略)
リサ(演:アーニャ・ベイ)
パトリック(演:ドリュー・ホール)
デュコー(演:セオドール・ボールオウコス)
ガブリエラ(演:ローラ・アルマン)
マーシー(演:セリス・モーガン=モイヤー)
ジェローム(演:ダレン・ケンドリック)
カトリーナ(演:アリス・ヘイグ)
映画「ネイキッド・フィアー」の感想
映画「ネイキッド・フィアー」の感想です。B級中のB級映画。……いや、もはやB級映画なのかもわからん。たぶんそれ以下。好きなところをひとつでも見つけられたら勝ち!
設定はサスペンスの定番
見知らぬ男女5人が雪山で目覚める。
これが本作の基本設定ですが、設定自体はサスペンスの定番と言えるような気がします。
ただ、すっぽんぽんでという前提が斬新(とても良かった)。
「何があったんや!?」と思わせる始まりで、期待値もぐんぐん上がり……結果、終始「何が起きているの?」状態になるので、楽しみどころを見つけるのは、正直ちょっと難しいです。
あとは、期待に応えてくれればもっと良かったのになあ。想像とは違う方向に行ってしまった……。
覚えられない登場人物のキャラ設定
サスペンス(ミステリー)として致命的かもしれないんですけれども、私はなかなか登場人物の設定が覚えられませんでしたね。
メインキャラはたったの5人なのに!
唯一、デュコー(太っちょおじさま)だけは結構印象的なシーンが連続するので、嫌でも記憶に刻み込まれました(笑)
あ、名前とキャラ、顔が一致しないなあってだけで、みなさん演技は非常に安定していました。
気まずいシーンのオンパレード(背後注意)
もうね、設定からして仕方ないんですが、気まずいシーンのオンパレード。
家族と一緒に観るのはちょっと、というレベルじゃない。
背後注意です。
そもそも彼らが参加していたパーティーというのが、匿名(だったかな?)で仮面を付けていかがわしい行為をするためのもの。なので、偏りまくった性癖ががっつり画面上に登場します。
そういう生々しい描写が苦手な人には、あまり向かない内容かもしれません。
謎が深まり、そしてぶん投げたラスト
服を着ていない状態で雪山に放置されていたので、凍死してしまう! と近くの山小屋に逃げ込んだら、そこにあったのは女性の亡骸と誰からかわからないメッセージ……。
謎が謎を呼び、結局謎のまま……どころか、謎を一層深めて終わらせる驚きのラスト!(ネタバレはあまりしたくないので、内容は控えます)
訳がわからないなりに、なんとかヒントを掻き集めようとしていた我々視聴者の目の前で「ヒントなんて関係あるかーい! あっはっは!」とぶん投げられた気分になりました。もうね、一周回って「好きかも……!」ってなります。
映画「ネイキッド・フィアー」が好きな人におすすめの作品
映画「ネイキッド・フィアー」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ティル・デス(2021)
- (r)adius ラディウス(2017)
- サイレント・ワールド2011(2010)
- THE POOL ザ・プール(2018)
まとめ:斬新なサスペンスを楽しみたい人に
定番+斬新な設定のサスペンスである本作。
ラスト云々はさて置いて、これは確かに他にない内容なので、そのあたりを楽しめる人には良いんじゃないでしょうか。私のように「一周回って好き!」という人もいるはずです。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER ―% AUDIENCE SCORE 17%
IMDb
3.2/10