ゴースト・シャーク
もはやネタと言ってもいいB級サメ映画。
サメパニック作品としてコメディー枠に入る(であろう)本作ですが、私はまあまあ好きでした。正直、大笑いした(褒め言葉)。
設定がすごいね!
本記事は2024年08月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
この恨み、晴らすべし……!
作品情報
タイトル | ゴースト・シャーク |
原題 | Ghost Shark |
ジャンル | スリラー、ホラー |
監督 | グリフ・ファースト |
上映時間 | 87分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2013年 |
レイティング | 不明 |
個人的評価 | ★☆☆☆☆ |
あらすじ
ある日、海で釣りを楽しんでいた一行が、釣り竿にかかった巨大なサメを撃ち殺してしまう。普通なら、それだけの話だが、犠牲になったそのサメは、幽霊(=ゴースト)になって復讐のため蘇ったのだった――。
登場人物
(敬称略)
エバ(演:マッケンジー・ロスマン)
主人公。ゴースト・シャークの巻き添えを食って父親を亡くし、町の人たちをどうにか救おうとする。
ブレイス(演:デイヴ・デイヴィス)
エバと共に寄り添い、共に奔走してくれた頼れる友人。
シスリー(演:スローン・コー)
エバの妹。
映画「ゴースト・シャーク」の感想
映画「ゴースト・シャーク」の感想です。すでに一ジャンルとして確立しているサメ映画の中で、(おそらく)ネタ枠に入るであろう作品。爆笑必至(褒め言葉)。
ゴースト・シャークのチート感
そうだ! サメを幽霊にしよう!
斬新なアイデア。斬新すぎるアイデア。
そんでもって、水があればどこにでも現れられる設定に!
……ああああ! 狂ってやがるぜぇ!
基本的には、ゴースト・シャークがチートすぎて「どうすんの、これ(笑)」となるお話です。あくまで「(笑)」です。
まあ、サメ映画っていろいろありますしね、こんなネタはいくらあってもいいというものですわ。B級サメ映画ファンにとっては特にね!
ちなみに、ネタ枠といっても、B級サメ映画の中ではクオリティーが高いほうなんじゃないかなと思います。
豊富なバリエーション
ひとくちに「水がある場所から(サメが)登場する」と言いますが、
- 普通に海から登場
- トイレから登場
- バケツから登場
- 水遊びしていたら登場
などなど、登場のバリエーションが豊富だったのはとても良かったですね。
ただし、一部子どもが犠牲になる描写があるので、そのところは苦手な人要注意。ある意味平等というか、性別、年齢関係なく襲われていきます。容赦ないな!
で、観ていて思ったんですが、水って本当にどこにでもありますね。普段、あまり意識していないことでも、こうして「水を避けて」というミッションを課されると、意外と逃げ場がないことに気がつきます。
チープなグロ(褒め言葉)
本作の魅力のひとつ。
それはチープなグロ。
もちろん褒め言葉です。
血はブシャーッとなるし、グロいはグロいんだけど、どちらかと言えばコミカルな描写になっています。なので、あんまりグロいという感じはしない(?)。
コメディーに全振りしているので、基本的には大笑いしながら(!)ゆるーく観られます。
ブレイスの言葉がとにかく不謹慎(爆笑)
とはいえ、(個人的に)大爆笑を掻っ攫っていったのは、とあるシーンのブレイスの言葉でした。
マジで不謹慎No.1。あと軽率。
悪い奴どころか、シスリーを守ったりする気概のある(基本的にはたぶん)良い奴なだけに、「お、お前ェ……! いつか友達なくすぞ……!」と爆笑しました。
正直、ブレイスのそのセリフにすべてを持っていかれた感さえある。もちろん、私は、の話ですが!
映画「ゴースト・シャーク」が好きな人におすすめの作品
映画「ゴースト・シャーク」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ダブルヘッド・ジョーズ(2012)
- THE POOL ザ・プール(2018)
- コカイン・ベア(2023)
- トレマーズ(1990)
まとめ:頭を空っぽにして楽しみたい!
細かいところはツッコんだら負け! ……いや、むしろツッコミながら観たほうが面白いかもしれない。
――とにかく、頭を空にして、手を叩いて笑いながら観たい(素晴らしい)B級サメ映画ですね。ネタ枠といっても、個人的には普通に面白いと思いました。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 29% AUDIENCE SCORE 20%
IMDb
―/10