「Closet Space(原題)」の感想です。
映画「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)を手掛けたことで知られるデヴィッド・F・サンドバーグ監督による短編映画。
なんとご本人が出演していらっしゃいます! 3分ほどの作品なのに結構な満足感!
本記事は2025年11月15日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ワンフレーズ紹介
これはまさかのバイバイ……ン。
作品情報
| タイトル | ― |
| 原題 | Closet Space |
| ジャンル | ショート、ホラー、スリラー、SF |
| 監督 | デヴィッド・F・サンドバーグ |
| 上映時間 | 3分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2016年 |
| 公開年(米) | 2016年 |
| レイティング | 不明 |
| 個人的評価 | ★★★★☆ |
あらすじ
新居に引っ越してきた男女。片付けをしていた女は、部屋の中にあるクローゼットの中に物を入れると、入れた物が二倍になることに気がつく。そこで、自分の夫を入れたらどうなるのかと思いつき――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ロッタ
(演:ロッタ・ロステン)
新居に引っ越してきたカップルの女。部屋のクローゼットに不思議な力があることに気がつき、好奇心のままに行動する。
デヴィッド
(演:デヴィッド・F・サンドバーグ)
新居に引っ越してきたカップルの男。妻に言われるがままにクローゼットに入る。
映画「Closet Space」の感想
映画「Closet Space」の感想です。たった3分ほどで終わる作品なので、ちょっとした隙間時間などにサクッと観られるのが◎!
夫婦そろって出演!
本作に登場するのは2人。
ロッタとデヴィッド。
この男性のほうはデヴィッド・F・サンドバーグ、映画「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)や「シャザム!」(2019)を手掛けた監督本人です。そして、女性のほうはロッタ・ロステン、サンドバーグ監督の奥さんらしい。
サンドバーグ監督はもともとホラーやSF映画を作りたいという思いがあったそうなんですけれども、本作はまさにSF×ホラーといった感じのテイストになっていました。ホラーといってもほとんど怖くはなくて、ハラハラする雰囲気があるぐらいの感じでしたが。
悪趣味すぎる人形
上記で述べた「ハラハラする雰囲気」というのが、クローゼットに物を入れるとバイバインになると気がついたロッタが、今度は机の上に置いてあった人形で同じことを試してみるシーン。
この人形がめっちゃ怖い(笑)。
なにこれどこで買ったの!? と言いたくなるような不気味さ。で、これがクローゼットの扉を開け閉めするたびにバイバインしていくので、オーソドックスながらも「これは何かあるのでは!?」とハラハラします。にもかかわらず、ここで違う展開へと持っていくサンドバーグ監督。この微妙な外し方もうまかったですね。
夫をバイバイン
その外し方。
まさかの夫をバイバイン(笑)。
「デヴィッド!」「この中に入って」「ちょっと試してみたいことがあるの」と、戸惑う、けれども素直な夫をクローゼットの中にIN。観ている側として「おいおい……」と呆れてしまいそうになりますが、バイバインクローゼットであることを察していて、それでもなお夫を入れるということは、万が一、億が一夫が倍になっても良いと思えるぐらいには良い夫だったのかなと想像しました。
まあ、実際に倍になったとして、そのあとのことはどうするんだというのはありますけれど。そこは映画、ファンタジーな世界。余分な説明を極力省いたショートフィルムですし、気にしないことにします。
3分ぐらいが丁度良い
観た感想として、3分ぐらいが丁度良い感じの内容でした。
このアイデア一本で中編~長編映画にするにはちょっと無理があるし、(1分ぐらいの)超短編にするには説明する時間が足りなそうな、そんな映画。
3分ぐらいが丁度良く、3分にしては満足感のある内容だったと思います。
映画「Closet Space」が好きな人におすすめの作品
映画「Closet Space」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- SING/シング:Thriller(2024)
- 愛してるって言っておくね(2020)
- 一分間タイムマシン(2014)
映画「Closet Space」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2025年11月15日)。レンタル作品等も含まれます。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD |
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まとめ:隙間時間にサクッと楽しめる
3分ほどの映画ということで、隙間時間にサクッと観られるのが良いですね!
恥ずかしながら、デヴィッド・F・サンドバーグ監督が短編映画を多数手掛けているの、本作を観るまで存じ上げませんでした。
他にもあるようなので、ちょっと観てこようと思います。
Rotten Tomatoes
Tomatometer ―% Popcornmeter ―%
IMDb
6.7/10
Filmarks
3.4/5.0

