
ホーンテッドマンション (特典映像付き)
「ホーンテッドマンション」の感想です。
面白かった!
「こ、この光景見たことある!」みたいな映像がいくつかあって、最後までテンション高めで観られました。アトラクションに乗っているかのようなリアルさが◎。満足度高め。
本記事は2025年11月5日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ワンフレーズ紹介
棲む亡霊は999体。残る1体になるのは誰か――。
作品情報
| タイトル | ホーンテッドマンション |
| 原題 | Haunted Mansion |
| ジャンル | ホラー、コメディー、ファミリー、ファンタジー |
| 監督 | ジャスティン・シミエン |
| 上映時間 | 122分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(米) | 2023年 |
| レイティング | G |
| 個人的評価 | ★★★★☆ |
あらすじ
ニューオーリンズに引っ越してきたギャビーとトラヴィスの母子。ギャビーは宿泊施設(B&B)を始めようとしていたが、そこは999体の亡霊が棲む恐怖の屋敷だった。そこでギャビーは悪魔祓いをするために神父ケントを雇うことに。そのケントは、幽霊が撮影できるというカメラを開発したベンという男(本職はツアーガイド)を連れてきて――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ベン・マサイアス
(演:ラキース・スタンフィールド)
物理学者だった男で、現在はツアーガイドを生業としている。幽霊の存在には否定的だが、幽霊の撮影を可能としたスペクトラムカメラを開発した。妻を亡くしている。
ギャビー
(演:ロザリオ・ドーソン)
医師で、トラヴィスの母親。女手ひとつで息子を育てている。心機一転、新しい環境を求めてニューオーリンズの屋敷に引っ越したところ、亡霊たちによる怪奇現象に悩まされることになった。
トラヴィス
(演:チェイス・W・ディロン)
ギャビーの息子。内気で臆病な性格で、学校ではいじめられがち。
ケント
(演:オーウェン・ウィルソン)
悪魔祓いをするためギャビーが雇った神父。幽霊の写真が撮れるというベンをうまいこと乗せ、幽霊屋敷に呼び寄せた。
ハリエット
(演:ティファニー・ハディッシュ)
霊媒師。ケントとベンでは亡霊たちに歯が立たず、幽霊屋敷に招かれた。
ブルース
(演:ダニー・デヴィート)
歴史学を専門とする大学教授。心臓が悪いため、ケントたちは巻き込むのを断念したが、幽霊にのめり込むあまり自ら乗り込んできた。
ハットボックス・ゴースト
(演:ジャレッド・レト)
ギャビーが購入した屋敷に棲む亡霊。他の亡霊たちからも恐れられている。
マダム・レオタ
(演:ジェイミー・リー・カーティス)
ハリエット憧れの降霊術師。水晶玉の中に現れる。
映画「ホーンテッドマンション」の感想
映画「ホーンテッドマンション」の感想です。ホラーとコメディーのバランスが絶妙でした。とても良かった!
豪華キャストによるディズニー映画
さすがディズニー映画と言うべきか、キャストがなかなかに豪華でした。
オーウェン・ウィルソンが出た時点で「おおっ!? こんなところに大ベテランが!?」と思ったし、なによりハットボックス・ゴーストをジャレッド・レトが演じていて「ここにまさかのジャレッド・レト!?」と。正直、ジャレッド・レトじゃなくても良かったようは気はするけど(笑)、こういった「まあ、誰がやっても……」みたいなところに有名俳優を使ってくるあたりすごいなあと感心しますね。
個人的に、ジャレッド・レトのイメージは「ルール」(1998)だったんですけれど、ハットボックス・ゴーストも良い味を出していました。まあ、鑑賞後に出演者を調べるまで、あれがジャレッド・レトだと気付いていなかったんですけど。
意識してもう一度観たい気がする。
ストーリーはそれなり
なお、ストーリーはそれなりでした。可もなく不可もなくという感じ。
どちらかと言えば、雰囲気を楽しむタイプの作品だと思いましたね。某テーマパークでアトラクションを楽しんだことがある人向けというか。
といっても、子どもも観られるファンタジー映画なので、これぐらい浅くシンプルなほうが良いのでしょう。ヒューマンドラマ的な要素もあるにはありましたが、どうしてもドタバタ感が強くて余韻みたいなものを感じる余白がなかったかなと。
大事な部分がさらりと流されてしまっていたイメージ。
喪失から立ち直る2人
そのヒューマンドラマで焦点が当てられていたのは、ベンとトラヴィス、2人の背負った傷。ベンは最愛の妻を、トラヴィスはこの世でたったひとりの父親を亡くしたということでした。
喪失と孤独に苦しむ2人。
ベンは、トラヴィスを励ますうちに自分自身とも向き合えるようになったんじゃないかなと思います。トラヴィスに寄り添うことで、結果として自分の心にも寄り添うことになっていたというか。改めて「大事な人にはもう会えない」という現実を受け止めることになった。
こういう場合、変に寄り添おうとすると傷の舐め合いになってしまいそうなところ、ベンの距離の取り方はとても上手でしたね。やっぱり一定の距離は大事。「話したくなったときに話せばいい」というスペースも大事。
自分も唯一の人を失っているからこそのうまさでしょうね。
海に行きたい亡霊
っていうか。
鏡を使って会話をしてくれたあの亡霊。「海に連れて行ってくれ」みたいなことを言っていて、最後に「: )」のような顔文字も付けていたし、やたら存在感があったので「まさかこれはベンの妻では!? ずっとそばにいて見守っていたという展開では!?」と思ったのですけど、結局モブの亡霊でした(笑)。
もうね、びっくりですよ。
あの登場の仕方は何かある! と思っていたし、文字が女性的(ド偏見)だったから「これはベンの妻だ!」と確信もしていたのに、本当に何もないなんて。ただ海に行きたいだけのおじさまだったみたいです。なににしても、気の良い人だったことは間違いない。
個人的には、やっぱりなんらかの形でベンの妻には出てきてほしかったなあと思うところです。回想シーンのみという中途半端すぎる登場で、正直、あの一連のシーンには必要性があまり感じられませんでした。お涙頂戴のために入れましたという感じだった。
アトラクションに乗っているようなリアルさ
いやしかし、まるでアトラクションに乗っているようなリアルさがありましたね。「見たことあるー!」なシーンがいくつかあって。このあたりはテンションが上がりました。ストーリーはそれなりでも、アトラクションの雰囲気はバッチリ!
あの縦に伸びる部屋もありましたよ。
アトラクションにおいてもめちゃくちゃ印象的な場所ですよね。水晶の中に現れるマダム・レオタも忠実で良かったし。
そしてなにより。
乗り物に乗りながら、階下で舞踏会を楽しむ亡霊たちを見下ろすあれ! あれがまさにそのまま再現されていて感動しました。すごい良かった。すごい良かった!(二度目)
このシーンがあっただけでもだいぶ満足度が高かったです。
映画「ホーンテッドマンション」が好きな人におすすめの作品
映画「ホーンテッドマンション」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- マレフィセント(2014)
- ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023)
- ホーンテッドマンション(2003)
- キャスパー(1995)
映画「ホーンテッドマンション」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2025年11月05日)。レンタル作品等も含まれます。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD |
| × | × | ○ | × | × | ○ |
まとめ:エディ・マーフィver.も観たい
ホーンテッドマンションを題材にした同名映画もありますが(主演はエディ・マーフィ)、こちらも観てみたくなりました。どうやらストーリーはまったく違うらしいですね。
エディ・マーフィと来ればコメディー色が濃いのかなと想像してしまいますが、どうなんでしょう。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 38% Popcornmeter 84%
IMDb
6.0/10
Filmarks
3.6/5.0


