MEG ザ・モンスターズ2
映画「MEG ザ・モンスター」の続編です。
引き続き、ジェイソン・ステイサム主演。
つまり、安心感だけは抜群にあります。メイイン(役の子)も美しく成長し、母親のスーインに似て勇敢かつ、優秀な少女になっていました。
本記事は2024年07月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
海の巨大生物と互角以上に戦うステイサムの人間離れした強さ。
作品情報
タイトル | MEG ザ・モンスターズ2 |
原題 | Meg 2: The Trench |
原作 | The Trench/スティーヴ・オルテン著 |
ジャンル | アクション、SF、スリラー |
監督 | ベン・ウィートリー |
上映時間 | 116分 |
製作国 | アメリカ、中国 |
製作年 | 2023年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
前作でメガロドンが発見されてから5年後――。潜水レスキューのプロであるジョナス・テイラーは、海洋研究所に所属し、海底の調査を担当していた。少しだけ成長したメイインも(半ば無理矢理)テイラーたちの海底調査に同行することになったものの、そこにいたのはメガロドンの群れと、他の巨大生物だった。
登場人物
(敬称略)
ジョナス・テイラー(演:ジェイソン・ステイサム)
海洋研究所に所属している、潜水レスキューのプロ。メイインの親代わりのような立場で、できれば危険なことからは遠ざけたいと思っている。
ジウミン・ジャン(演:ウー・ジン)
メイインの叔父で、スーインの兄。現在のメイインにとっては父親代わりでもある。
メイイン・ジャン(演:ソフィア・ツァイ)
ジウミンの姪。危険だからと、テイラーが海底調査から遠ざけようとすることに不満を抱いている。
映画「MEG ザ・モンスターズ2」の感想
映画「MEG ザ・モンスターズ2」の感想です。前作でもすごい迫力を見せたメガロドンですが、今作ではいろいろとパワーアップしていました。
ピピンのレギュラー化
本作で一番好きだったところ。
それはピピン(犬)のレギュラー化。
あの、前作の終盤でメガロドンにやられたと見せかけて、実は生きていたうえに、パチャパチャと犬かきで泳いでいた可愛いワンちゃんです。
前作でも「あら、キュート(ハート)」と思ったものですが、今作では、出てきた瞬間に「うおおおおお! ピピンだあああ!」と興奮してしまいました。パッと見でわかるほど、前作での印象が強かったみたいですね!
しかも、今回は微妙に画面に映る時間が長くなっていたような……? うれしい限りです、はい。
格段に上がった絶望感
前作のタイトルが「MEG ザ・モンスター」だったのに対して、今作が「MEG ザ・モンスターズ2」。
これがどういうことか、わかりますよね? ん?
「ザ・モンスター」から「ザ・モンスターズ」に。単数形から複数形。つまり、ステイサムの相手はメガロドン一頭だけではないということ!
前作のような状況でもひどかったのに、これ以上ある? という感じでした。
ステイサムによってもたらされる安心感があるといっても、絶望度合いが確実にアップしていましたね。
しかも、今回は海底を歩くシーンがあるという。
メガロドンに見つかって襲われてもアウトだし、そもそもあんなスーツだけで深海の水圧に耐えられるか謎ですが、それを差し置いても、酸素がなくなるまでに目的地に辿り着けなかったらアウト、うっかりスーツが脱げてしまってもアウト(人体が水圧に耐えられずぺしゃんこに)という絶望的な状況でした。
そのうえ、メガロドンに加えて、他の巨大生物も出てくるというオマケつき。
テイラーはフィジカルだけじゃない。……コイツァ、メンタルも化け物級に強いんや……(当然)。
突然のジュラシックパーク化
また、陸に上がった人間たちをさらに苦しめたのは、海も陸もイケる大トカゲ(恐竜?)たちでしたね。
まさに絶望に次ぐ絶望という感じだったんですが、VSサメを期待していた私としては、若干のジャンル違いに戸惑いを覚えました。
これは「MEG ザ・モンスター」の続編というより、もはやジュラシックパーク。太古の昔に生息していたらしいメガロドンに絡めていたのかもしれませんが、突然始まったジュラシックパークに「ど、どういうことー!?」と思わずにはいられませんでした。
もうちょっと丁寧な説明が欲しかったかなというのが正直なところ。
対立する人VS人
本作では、前作に比べると人と人との対立がやや激しくなった印象でした。
対人間の、ステイサムのアクションもあったし。
その点では、いつものステイサムが見られるといった感じ。この点に「MEG ザ・モンスター」ならではのステイサムだけ見られればそれでいいと感じるか、馴染みのあるステイサムが見られてうれしいと感じるかは人それぞれでしょうね。申し訳ないことに、私の場合は前者でしたが。
でも、まあ、格好良いことに変わりはないかな。なので、これはこれで良しということにしておく。
やっぱり人間離れしたステイサム
先述した通り、本作の特徴かつ魅力になっているのは絶望に次ぐ絶望。……なはずなんですが。さすがステイサムというべきか、やっぱり今回も人間離れした強さを見せつけてくれました。
そりゃあ、小悪党的な傭兵軍団なんて目じゃありませんぜ。
ステイサム(が演じたテイラー)の強さは現実味がないほどのものですが、そもそもメガロドンが出ているという時点でリアリティーはほとんどないので、この辺はまったく気になりませんでしたね。というか、もっとやってくれ! という気持ち。
対人間ではなく、大トカゲでもなく、メガロドン含めた海の巨大生物たちとの戦闘シーンをもう少し見ていたかったなという感想でした。
映画「MEG ザ・モンスターズ2」が好きな人におすすめの作品
映画「MEG ザ・モンスターズ2」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ディープ・ブルー(1999)
- カリフォルニア・ダウン(2015)
- 鳥(1963)
- トレマーズ(1990)
まとめ:とにかく強すぎるジェイソン・ステイサム
前作では癒やしだったメイインも、今回は(足を引っ張る部分がありつつも)戦力になれるほど成長していましたね。これでまだ10代半ばだというのだから、今後どのように大きくなっていくのか、楽しみでもあります。
ジェイソン・ステイサムが演じたジョナス・テイラーも、そんな少女の父親代わりとして、メイインを精神的、物理的に守りながら奮闘していました。本当に強すぎて、ステイサムが出たときの安心感といったらないですね!
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 27% AUDIENCE SCORE 73%
IMDb
5.0/10