
ニューヨーク1997
「ニューヨーク1997」の感想です。
カルト的人気を誇るジョン・カーペンター監督と、映画「ポセイドン」などで知られるカート・ラッセルによるアクション映画。
全体的にハードボイルドな魅力を放っていて「かっこいー!」ってなりました。
本記事は2025年10月23日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ワンフレーズ紹介
与えられたミッションは囚人の街から大統領を救うこと。
作品情報
| タイトル | ニューヨーク1997 |
| 原題 | Escape from New York |
| ジャンル | アクション |
| 監督 | ジョン・カーペンター |
| 上映時間 | 99分 |
| 製作国 | アクション |
| 製作年 | 1981年 |
| 公開年(米) | 1981年 |
| レイティング | G |
| 個人的評価 | ★★★★☆ |
あらすじ
舞台は1997年のアメリカ。ニューヨークにあるマンハッタンは、多くの囚人たちが収容されるひとつの監獄と化していた。そんな中、大統領が乗った飛行機がマンハッタンに墜落。大統領はギャングたちにとらわれてしまう。大統領の解放と引き換えに、囚人たちの釈放を訴えるギャングに対し、政府は特殊部隊出身ながらも、今は武装強盗の罪で収監される予定となっていたスネーク・プリスキンを送り出すことに。タイムリミットは24時間――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
スネーク・プリスキン
(演:カート・ラッセル)
元特殊部隊の英雄とされながらも、武装強盗の罪で収監予定となっていた男。頸動脈に24時間後に爆発するマイクロチップを取り付けられ、嫌々ながらも大統領救出に乗り出す。
キャビー
(演:アーネスト・ボーグナイン)
スネークがマンハッタンで出会ったタクシー運転手。
ハロルド・ヘルマン
(演:ハリー・ディーン・スタントン)
通称「ブレイン」。スネークの元仲間で、今はデュークの参謀的存在。
マギー
(演:エイドリアン・バーボー)
ブレインの情婦。
デューク
(演:アイザック・ヘイズ)
大統領をとらえているギャングのボス。大統領の解放を条件に、囚人たちの釈放を要求する。
ロメロ
(演:フランク・ダブルデイ)
デュークの部下。
映画「ニューヨーク1997」の感想
映画「ニューヨーク1997」の感想です。若かりし頃のカート・ラッセルがとても格好良い!(今も格好良いけど!)
ジョン・カーペンター×カート・ラッセル
ジョン・カーペンター×カート・ラッセル。
……と言えば、「遊星からの物体X」(1982)ですが、こちらもだいたい同じぐらいの年に公開されているんですね。知らなかった!
1981年の作品で舞台が1997年、つまり16年後ということは、当時の近未来というイメージで作られということかなあ。今(2025年)から16年後といったら2041年ですもんね。遠い未来というわけではないけど、この世界が変わっていくスピードを考えたら、どうなっているか凡人には想像もつかないなという先の未来ではある。
格好良すぎるタバコ
っていうか、タバコが格好良すぎるんですよ。
ハードボイルド! 全体的に!
私自身は喫煙はしないんですけれど、これは「タバコ、格好良いなあ……」って思ってしまう。子どもの頃に本作を観ていたら、確実に憧れていたと思う(笑)。
大人になっても「かっけー……」って思うんだから間違いない(確信)。
ひ、ひ、ひとりで!?
そして、ストーリー的なことですけれども、まず、大統領の救出に際して、国がスネークに命令を下したとき。こう思ったのは私だけじゃないと思いたい。
ひ、ひ、ひとりだけでですか!?(狂ってやがる……!)
それ、本当に大統領を助ける気ある? って。狂暴なギャングたちが闊歩する街に殴り込みに行くのに、まさかのひとり体制。えー!? ってなってしまうところですね。その分、スネークの見せどころだらけだったわけだし、これはこれで良かったのだけど。普通にツッコんでしまった(笑)。
いやしかし、若かりし頃のカート・ラッセルがとても格好良い。今も格好良いけれど。個人的イメージは「ポセイドン」(2006)のラムジーだったもので。「ポセイドン」では、厳しくも落ち着いた渋いパパでしたね。
国に対する反骨精神
で、本作は、割とライトに観やすいシンプルなストーリーだったと思うんですが、それなりに社会的メッセージも感じられて良かったです。
国、権力に負けたりしないという反骨精神みたいなものが感じられました。なんというか、日本の映画ですけれど、「新幹線大爆破」(1975)とかを観た時の感覚に似ている。抑え込まれた怒りや反発心がぶわっと解放される当時のこの感じの映画、とても好きです。
孤高のダークヒーロー
そんな、ただでは利用されない孤高のダークヒーロー。
たぶん誰から見ても良い奴というわけじゃないんだろうけど、誰にも屈しない姿勢はやはり憧れるところです。やたら当たりが強い人を相手にすると「あっあっ」ってなっちゃう私、見習いたい所存……。
「Call me Snake.」
これがもうね、めちゃくちゃに格好良い。
映画「ニューヨーク1997」が好きな人におすすめの作品
映画「ニューヨーク1997」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- エスケープ・フロム・L.A.(1996)
- コマンドー(1985)
- キンダガートン・コップ(1990)
映画「ニューヨーク1997」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2025年10月23日)。レンタル作品等も含まれます。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD |
| × | ○ | ○ | × | × | ○ |
まとめ:続編&セルフリメイクも観たい
めちゃくちゃ面白かったです。
ジョン・カーペンター監督による、続編兼セルフリメイクでもある「エスケープ・フロム・L.A.」(1996)も観たいところ。主演も変わらずカート・ラッセルですしね。
続編の舞台はロサンゼルスらしい。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 86% Popcornmeter 77%
IMDb
7.1/10
Filmarks
3.5/5.0


