「ウェンズデー」シーズン1・第2話「一人ぼっちの哀愁」の感想です。
2話もサクッと見ました。
今回はちょっぴり「ざまぁ」的要素があって、スカッとする部分もあったような。ウェンズデーの負けず嫌いなところがまたいい。
本記事は2025年10月17日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ドラマ「ウェンズデー」の登場人物
「ウェンズデー」の登場人物については、こちらをご参照ください。
ドラマ「ウェンズデー」シーズン1・第2話のあらすじ
森で殺人事件を目撃し、保安官にその旨を話したウェンズデーだが、殺されたはずの生徒がなぜか無傷のままウェンズデーたちの前に現れる。事件は実際に起こっていること、そして自分の正気を証明するために、ウェンズデーは動き出した。さらに、ウェンズデーは学園で開催されるカヌー大会「ポー・カップ」に参加することになり――。
ドラマ「ウェンズデー」シーズン1・第2話の感想
目の前で殺されたはずのローワン、なんと無傷で生還(笑)。どういうこっちゃ!? という回でした。
先日、キーラ・ナイトレイ主演の映画「第10客室の女」(2025)を観たんですが、あんな感じで「お前の妄想じゃないの?」なんて正気を疑われてしまうウェンズデー。まあ、他の人たちからしたらウェンズデーなんて様子のおかしな子でしょうし。
ただ、今回のメインはたぶんカヌー大会だったと思う。
見たところ、カヌーに細工をして相手を仕留める(?)のはルール違反ではないのかな? 人を使ったらさすがにちょっとという雰囲気だったけど。
大会中にも、幻視能力が発動し新たな謎を呼びましたね。あれ、自分の力ではコントロールできていないのよね。今のところ。今後どうなっていくかはわかりませんが。
いやしかし、ビアンカがまたいいんだこれが。
めちゃくちゃいい具合に嫌な奴。ただの嫌な奴じゃなくて、学業的には優等生の嫌な奴。というか、ウェンズデー、多言語を操るうえに(マキャベリさんが好きらしい)多様な知識が頭に入っているって、ただコミュニケーション能力に難があるだけの天才だった。カンフーもマスターしているし、体術も完璧。
前話にあったこの流れ、ちょっと某アニメの「ハワイで親父に習ったんだ……」というくだりを彷彿とさせました(笑)。
ああいった喋り方は、時に相手を見下していると認識されることもあるので、ビアンカ的には「こいつ、馬鹿にしやがって!」というのもあるんでしょうね。恋愛方面で勝手に敵視しているというのもあるだろうけど。自覚はなくとも「いろいろと鼻につくな、こいつ」みたいな。たぶん、ゼイヴィアのことがなくてもビアンカはウェンズデーのことを排除しにかかっていたんじゃないかなと。
そして、小説や映画の世界では「信頼できない語り手」というものがありますが、このドラマはそういった感じの映し方に近いような気がしています。なんていうか、ウェンズデー本人が信頼できないというより、あまりに主観的に描かれすぎて、ウェンズデーが見たものがすべてだと錯覚してしまいそうになるというような。
例えば、ウェンズデーが母親の写真を見て「自分を見下すかのような目」(おぼろげ)みたいな感じのことを考えるシーン。そう言われればそういうふうに見えるんだけど、実際には母親らしき女性が微笑んでいる写真があるというだけのことなんですよね。
それを悪いほうに捉えているのはウェンズデー自身。その写真を撮った時、ウェンズデーが目の前にいたわけでもあるまいし、ウェンズデーが自分の母親をそういう目で見ていて、そう認識しているということが顕著に表れていました。まあ、実際にどうなのかは現時点でわからないけど。
それにしても、ゼイヴィアにも何かありそう。気になります。